日常: 2008年5月アーカイブ



アスファルトにチョークを当てると
得体のしれないものが浮かんでくる
渦巻きの奥から眼差しやくちびるや
ひび割れたところからは草が生える
道が生まれ曲がりくねって街が立つ
今日の朝雨はすべてをながしていた


6年くらい前から
ケフィール菌を育てている。
去年一度うまくいかなくなって
新しい菌をもらってきた。
今日まるで夏のような陽気に
かなり菌がよろこんでいて
発酵がはげしい。
あわててたくさん食べる午後。

余談
前に粘菌も育てていたこともある

P.S.明日の朝日新聞に「トゥバ共和国と巻上」のことがでますのでチェックしてみてください。



渋谷の南口に大好きなラーメン屋さんがある。
かれこれ28年くらい通っている。 昔は四川料理を出す中華屋さんだった。
亜寿加丼とかいうものがあって、それをよく食べたが、
いまは完全にラーメン屋になってしまったので、もうメニューにない。
ラーメン屋さんにしたのは、いい判断だったのだろう。かなり繁盛している。
店の人は、なんとなくぼくの顔を覚えているような雰囲気で
「毎度」と言うが、そんなに毎度行っているわけではない。
ただ長く通っているだけだ。
たいていの人は排骨坦々麺というのを食べている。
今日は、その近くのA社に行って
東芝EMI時代の作品を着うたサイトに出す打ち合わせをしてきた。
そうそうA社とも28年くらいのつき合いになる。
レコード業界にはへんな契約があって、
原盤製作費を出したP社もA社も、原盤を思い通りに出来ない。
もちろん一アーティストのぼくらも。
勝手に編集盤をだされたり、廃盤のままなのに、権利を返してくれなかったりが
まかり通っている。まったく不可解としかいいようがないが、
契約は契約なのである。
しかし少しでも音楽や文化を愛する気持ちがあるのなら、
アーティストとともにもう少しおもいやりのある仕事ができるだろう。
それでも配信できることになったので、ちょっと前進だ。
その後、今年のトゥバツアーのための飛行機の経路をロシア専門の旅行社で打ち合わせをした。
ここで面白い本と情報を得た。
本は、「「カラマーゾフ兄弟」の翻訳をめぐって」というもの、
どうも翻訳があやしいというのだ。
それとカルムキア共和国の大統領の娘さんが、日本人のオペラ歌手と結婚して日本に住んでいる、というものだ。
ぼくは3年前にカルムキアに行って大統領にも会っているので、気になるニュースである。
その後は、この夏 8月12日に小田原のお城で開催する インド古典演劇「クーリヤッタム」の打ち合わせだ。
なんとも今日は、打ち合わせばっかり。
頭が沸騰しそうだった。

P.S.
本日からいろんな配信サイトで、「生きること」が出ています。 要チェック。
iTune Music storeにも登場しました。



うちの近くでは、王ちやんのラーメンがかなりうまい。

井上誠の父上 井上敬徳園長がお亡くなりになった。
77歳だった。
今日は朝から冷たい雨が降っていて
お通夜の日というのは、こんな雨がよく降る。
園長はキリスト教徒であられたので、
本日は前夜式というようだ。
湯河原教会の金子信一牧師のお話
友人代表は、戸辺先生だった。
ヒカシューは、
この幼稚園のホールから生まれたようなものだから
井上園長には大きく感謝しなくてはならない。
久しぶりに賛美歌を歌った。