フェスティバルの最近のブログ記事

閉会の東京づくし
物語にスカに音頭のつまみぐい

やっときたのがオリンピックマーチ

年の瀬のゆく年くる年だったのか
卒業袴にアン・ディー・フロイデ

武満徹「波の盆」に珍ダンスで
黙祷しろと言うのか

オリンピック賛歌は
古関裕而がオーケストラにした功績を賛えよ

そういえば
デイリーハイライトのNHKアナウンサー 
石田純一ばりのノー靴下にミサンガ
スタイリストは誰

溢れ出るラルラリラ
浮かばなかった五文字を入れよ
舌もつれつつ

上を向いて歩けば
にじんだ星はオリオンか
愛の讃歌は美輪明宏訳を推薦したい

宇宙からサックスのラ・マルセイエーズが届いた

すべてはアンダーコントロールからはじまった
いまだ制御できない根本にある斯斯然々(かくかくしかじか)

二転三転の開会式など観たくもないのに
生来のやじ馬根性がむくむくとして

固唾を呑んだ冒頭4分間が
NHKの番組テーマの如くはじまり
ちょっとの無音に「ここか?」と思う愚か者

装置が思いのほか小ぶりなのは発注間違いなのか
木遣りの棟梁に訊こうと思うが
その棟梁が真矢ミキときた日にゃ美人過ぎて

(竹中直人棟梁は自粛するという念の入り)
火消しは技を出し惜しみ

座頭市ラストシーンいや
ミュージカルのSTOMPばりに
トントンカンカンキーコギコ
タップダンスは熊谷和徳じゃないか

(セネガルの打楽器奏者ラティール・シーは突然キャンセルされた)
カヒミ・カリィの旦那じゃないか
彼のよさが豆粒みたいに●みえるよ

国歌斉唱はかき氷仕様のMISIAで
アメリカの歌手の風格を持っている
だからか鼻濁音を知らぬようだ
恐れを知らぬアレンジは鷺巣詩郎だったのか
歌うつもりはないが歌いにくい

「君が代」を曖昧母音で歌い抜く

森山未来はザハ・ハディドの未練の幽霊なのに
よくぞ登場したものだ
何を追悼するつもりなのか節操ないも甚だしい
鎮魂のナルシズムもどき

ドラクエも高々に堀井さん喜ぶ
音楽監督DJにつき
行進曲はゲーム音楽のリミックス

(ドラゴンクエスト(「序曲:ロトのテーマ」)、ファイナルファンタジー(「勝利のファンファーレ」)、モンスターハンター(「英雄の証」「旅立ちの風」)、
クロノ・トリガー(「カエルのテーマ」「ロボのテーマ」)、キングダムハーツ(「Olympus Coliseum」「Hero’s Fanfare」)、NieR(「イニシエノウタ」)

地上では205の国を迎え入れる
京都のマンガ博物館のおみやげめいた
白黒の風呂敷を
ポンチョ風にかぶりオバQが思い思いのダンスをしている

キルギスとタジクにマスクなしの希望

市川海老蔵の鎌倉権五郎が「しばらく、しばらく」と
見栄を切らんとする、ところかわって、街角ピアノかあれは
高速の指先で歌舞伎無視して突っ走る
地獄のコラボ

プログラミングされたインテルのドローン「Shooting Star」システム
新国立競技場の上空を彩り
コロナウイルス似の地球の形になった時
日本の空はアメリカのものだったことを思い出す

ピクトグラムは仮装大賞にあと一点足らず
喰始さんに相談すれば合格
STOP!映画泥棒にも似てバドミントン落とす

百田尚樹も知らなかった
ボレロがアニメ音楽だったとは

東京オリンピックコントロールセンターで
モットーは英語だけなのに
ここに来て「へのへのもへじ」を書くのは
ミスタービーンではなく
ひとりとしずかなり

最終聖火ランナーの大坂なおみが
宗教めいたオブジェに近づくと
モーゼのように階段が現れる
熱海MOAを思い出すのはぼくだけか
佐藤オオキの聖火台の緻密な作り

ところで聖火台を作りわすれた隈研吾はどこに?
マリオになった安倍晋三はどこに?

音楽は作曲ではなく選曲に終始した
なぜか英語の「翼をください」
スーザン・ボイル
既視感のある歌い継ぐ「イマジン」
杉並児童合唱団(アジア)、アンジェリーク・キジョー(アフリカ)、
アレハンドロ・サンス(ヨーロッパ)、ジョン・レジェンド(アメリカ)、
キース・アーバン(オセアニア)

We are the worldというより24時間テレビ
聖火点灯の音楽は
ドクター・コッペリウス
冨田勲と初音ミクの共演ではないか

アスリートには大きな声援をおくりたい
パフォーマーもおつかれさま
森喜朗爺さんに訊きたい
バッハ(♂)の演説は橋本聖子(♀)より長かった

東京オリンピック2020を讚えたい
東京オリンピック2020に浮れたい
しかしかなんというザマ
なんという惨禍

巻上公一

赤の広場まで散歩しようか
ピャートニツカヤ通りから橋を渡ったあたりで雨
グム百貨店で、雨宿りしつつチャイに蜂蜜を入れて


夕方5時からサウンドチェック
リュードミラさんと再開
ニックが亡くなってからもう7年経つのか
11年前にDOMのステージで宝示戸くんと演奏したのは昨日のようだ
ニックと同じようにリュードミラは
観衆に挨拶し、丁寧に音楽を紹介した
ニックの志がいまでも引き継がれている
ぼくはつたないロシア語で挨拶し演奏をはじめた
後半
アレクセイ・アイギが参加してくれて
とびきりのニコセロン
鳴り止まない拍手
ヒカシューのモスクワデビューの夜だった


無事ドモシェドボ空港到着。
パスポートコントロール
入国カードあちらがプリント済で書く必要なく
出国カードだけ添付して返す。
すごい進歩。早い。

空港から1時間半。
どこもかしこも渋滞しているモスクワの道。

メディアホテルにチェックイン。
かなり手続きスムース。ぼくは27号室。

モスクワの会場のDOMまで歩いて3分なので、みんなで下見に。
Group GURZUFというYegor Zabelova(アコーディオン)と Artem Zalesk(ドラム)のデュオ演奏中。白熱のアコよかった。

DOMの音響 マキシムがぼくらに挨拶にきた。

今日は、オタワからモントリオールへまず2時間かけて移動。
モントリオール空港でヴィクトリアヴィルフェスティバルのクルマを見つけるのが大変だった。なかなか見つからず、ロジャーさんというテンガロンハットを被った髭で半袖の運転手さんと会うのに30分くらいかかった。
そしてさらに約2時間かけてヴィクトリアヴィルへ。
ここはケベック州なのでフランス語圏になる。
まず町の外れのホテルにチェックイン。少し休んで、町の中心へ。
もう午後4時からサウンドチェックなのだ。
ヴィクトリアヴィルの音楽フェスティバルFestival International de Musique Actuelle de Victoriaville(FIMAV)  は、今年で27回目。
アンソニー・ブラクストンはじめジーナ・パーキンス、ヤープ・ブロンクなどが出演する、北米で最も大きな先端的音楽のフェスティバルである。即興、前衛ロック、ノイズがプログラムの中心である。
ニューヨークからも車でファンがたくさん来るなど、このフェスティバルはかなり重要なフェスティバルであると思われる。
サウンドチェックが終わって、近くのレストランで使える食券をいただいていたので、腹ごしらえ。ここの食事はフランス語圏とは思えないほどのイギリス風。
そして本番は8時から。
会場は映画館。やけに真っ暗になるのがまさに。
最初に、ぼくは短いヴォイスのソロをした。
それから正治とボロットのトリオになるのだけど、
このフェスティバルでのトリオ決して良かったとはいえなかった。

テルミンもぼくの声も小さくて、切り込みがなんだかうまくいかない。
またトップバッターというのも、
フェスティバルを理解する時間がなかったのでなかったかと感じた。
このフェスティバルはどちらかというとヒカシューで来たほうがよかったかもしれない。
でも、主催者のミッシェルが、TOKYO TAIGAを選んだのだから
これでいいのだろう。
やや不完全燃焼だったけれど。
それでもニューヨークから来たレコード店オーナーのブルースさんは
「よかったよ」と言ってくれた。
ちょっと安心。










福生のカニ坂ロックフェスで、
舞踏の招魂舎痴明氏とパフォーマンスをした。
32年ぶりくらいに福生に来た。

口琴をたっぷり
テルミンもゆったり
友人たちへの鎮魂の夕べだった。

フジロックとはまた違い
小さな規模で
なんともゆるい雰囲気の素晴らしいフェス。
入場無料。





吉祥寺のGOKでリハをして、苗場に前日入りして、ずぶ濡れで食べたカレー。
スタッフの手違いで10分早くはじまったステージ。
ヒカシューのTシャツとぼくはヨーガンレールにフジロック用に提供していただいたTシャツ。
フジロックにパタフィジックな音楽を持ち込めたかな、ヒカシュー。
やっぱりリハした曲はやらなかった。
なんていいかげんヒカシュー。

いろんな友人たちにも会えたのはうれしい。
意外にいっぱい集まってくれて感謝します。


撮影 池田“Soulgraph”まさあき
JAZZ ART せんがわのアートパレード用帽子を制作していただき、
先日、そのお披露目があった。
この帽子で、7月9日 午後4時から仙川の街を練り歩きます。






沖縄の「日本の音フェスティバル」から帰ってきた。
これはJASRAC70周年イベントとして邦楽ジャーナルが企画構成したものだ。
北はアイヌのムックリから、琵琶、笙、篳篥、尺八、琴、三味線、そして沖縄の三線に至るまで
すべての楽器をじかにさわり子供でも演奏できるのが、このフェスティバルの凄いところだ。
コンサートでは坂田明さんやおおたか静流さんたちにまじって、ぼくもステージに立った。
この3人に共通なのは、大きな潮流とかけ離れているという点か。
それが「日本の音」の代表のように出れるところが、このフェスの懐の深さだ。
また
沖縄アジア音楽祭との関連で、モンゴルのオルティンドー、ホーミーや韓国のパンソリも見れた。
西表の石垣金星さんというベテランや奄美の若手前山真吾さんとも知りあえた。
パンソリのイ・ジャラムさんは、ブレヒトをパンソリにするなどなかなかの現代派らしい。
三味線の三糸、ツグカジコト、平敷屋エイサーもよかった。
参加してなかったが大工哲也さんにも会えた。
時間がある時は、琵琶の部屋で、石田克佳さんや須田誠舟さんに琵琶を習えたし、
尺八の遠藤直幸さんとか若い人たちに尺八も習えた。もちろん雅楽にも参加。
なかなか充実した2日間だった。