著作権の最近のブログ記事

JASRACの評議員会が45年間の幕を閉じた。
法律が変わって
法人として現行法に制度を合わせるためだ。
気がつけば
小林亜星さんの応援のために評議員になって
10年も経っていた。
JASRACは少しは正気を取り戻せたのではないかと思う。

しかし
若い人にもっと会員になってもらわなくては、
音楽出版社中心になってしまい、
JASRACは作曲家や作詞家の団体ではなくなってしまう。
たまに
入会している作曲家が、
異議があっても、JASRAC本体に文句をいわず
他所で愚痴を言っている時には腹立たしく思う。
規模がでかいので遠く感じるのもわかるが
会員資格をもっているなら、少しでも変えられるはず。

自分が変えれるものを変えようとしない者は
何も変えれない。

驚くのは、
会員でもないのに会員だと思い込んでいる作曲家。
これは割といる。
なのにJASRACを辞めたと豪語していたりすると目が点になる。

信託組織は、会計の透明性が問われる。
徴収分配がいかにクリアかだ。

とりあえず一区切り。
放送で使われた著作権の計算の仕方にブランケットというのがある。
あまりに数が多いアメリカで考えられた方式だが、
日本でも30年ほど前から採用している。
しかしこの方式はかなりのざるで、実際に使われた曲にお金が支払われないことが多い。
事実、ヒカシューの曲がたくさんテレビで流れてもまったくといっていいほど入ったことがない。
さていよいよ放送局では、全量報告がはじまるそうで、はたして全量報告でどれほど精度があがるのか。
せんだって、JASRACに突然公正取引委員会が調査に入ったのは、たしか放送局のブランケット方式を押し付けているために
他社の参入を阻止しているという理由だった。タクシー接待を受けているような奴に公正取引調査ができるのか
楽しみなことだが、安いブランケット存続してきたのは放送局の方であり、むしろ利権にまみれた放送局が持っている音楽出版社の存在である。なせこれにメスをいれない?

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