コンサート: 2008年9月アーカイブ

第2回小田原城ミュージックストリートに出演した。
街中が会場という音楽イベントは、
同じ神奈川県の横浜ジャズプロムナードが思い浮かぶが、
小田原の方は、ジャズの人は少ないようだ。
少し早めに集まって昼食をとろうと、市民会館のあたりにいくと
古い佇まいの天麩羅屋「だるま」に人が列をつくっていた。
おじさんおばさんに人気がある。
三田と坂出とで四川料理の「森羅」でランチを取った。
(バンバンジーメンをいただく、ここはかなり高レベルの中華である。)
打ち合わせは、駅近くに新しくできた「ういろう」の新店で
冷たい抹茶と和菓子を食べながら。
外からは忌野清志郎のような歌が聞こえていた。
( ・・そういえば外郎さんは高校の同級生だったけどほとんど喋ったことがなかったっけ・・)
ぼくが高校生の頃は、目の前の広場にはビルがあって
エリーゼという喫茶店が地下にあり学校の帰りによく行った。
スパゲッティナポリタンが懐かしい。
夕方、メイン会場の二の丸広場では
白井貴子さんが歌い、次にMassaが演奏し、大野真澄さんが歌った。
客席の年齢層がかなり高い。
「学生街の喫茶店」がはじまると
おばあさんまでが手拍子をしている。
その様子を見た坂田明さんが
「大丈夫かね、この会場で」
その意味は、あまりに客層が違うのではということだった。
しかし、どこかでこの和やかなムードを払拭したいと
思っている自分がいたのだろう。
「坂田さん、最初はどーんとフリーで」などとお願いしていた。
まあ、そんなことをお願いする必要もなく
いまの坂田さんは、凡人の届かぬ達人の領域にいるので
その吸引力たるや、すさまじい。
「死んだ男の残したものは」は震えるほどの感動がある。
「貝殻節」は魂を揺さぶる。
ただ前が押して
予定では、午後6時半頃からヒカシューと坂田明さんの演奏に入るはずだったのに
坂田さんの2曲をやって、ヒカシュー1曲やった時点で
舞台袖で、もう終りですと合図をしていた。
せっかくヒカシューはじめての小田原だったが、あまりにも短い時間だった。
三田超人は「小田高の校歌を歌い損ねた」と後悔していた。
帰りに
またも四川料理「森羅」にて食事をすると、
シェフに、「小田原FMの番組きいてますよ」と言われ
かなり驚いた。
聞いてる人に会うのは、2人目くらいだ。