live information: 2014年9月アーカイブ

第90夜:'14年10月18日(土)
はみだした「声」の軌跡
論 者:巻上公一 (ヴォイス・パフォーマー)
聞き手:松山晋也 (音楽評論家)**

Pink Floydのロジャー・ウォーターズがサポートするロンドンのフリンジ劇団Lumiere & sonsでのジブリッシュ (宇宙語)からはじまり、ヒカシューを結成し、トゥバ共和国の歌唱法ホーメイに魅せられ、知らぬ間にヴォイスパフォーマーとして世界の音楽フェスティバルに呼ばれるようになったのですが、お話することで自分も気付いていないことが発見できればと思います。

会 場:東京・渋谷
Li-Po
渋谷駅東口より徒歩2分 > 地図
東京都渋谷区渋谷3-20-12 Sunx Prime Bld. 2F
TEL:03-6661-2200

時 間:
15:00-17:30(開場14:30)
入場料:
予約¥1,800(1drinkつき)
当日¥2,300(1drinkつき)
予約は平日午後6時以降に電話でLi-Poへ。
http://ongakuyobanashi.jp

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高円寺ちらしオモテ.jpg

今年2014年の秋も、ボロットとタンダライをアルタイから招聘します。

テングリという青空 ~中央ユーラシアの伝統と幻想
10月9日(木) 座・高円寺2
open 18:30 / start 19:00
アルタイ英雄叙事詩カイ、キルギスのコムス
その伝統は現代にどう息づくのか。
中央ユーラシアの伝統からファンタジーが生まれてく。
その出会いを道筋を音楽で感じとるコンサートを企画しました。

出演 ボロット・バイルシェフ タンダライ
カリマン ウメトバエバ 巻上公一 佐藤正治
巻上公一 プロデュース
前売り3500円 当日4000円 学生2000円
MAKIGAMI OFFICE TOKYO 0465-63-0578

チケットは、マキガミオフィスにご注文ください。E-MAIL office@makigami.com
特に学生はマキガミオフィスのみの発売です。
イープラスでの販売は終了しましたが、お席はまだあります。メール予約受付中。


世界が驚愕したアルタイ共和国のスーパースター、ボロット・バイルシェフ、5オクターブの驚異的な声を持った女性のカイの歌い手、タンダライ。アルタイを代表する2人が待望の再来日。さらに今回はキルギス共和国から、ウメトバエワ・カリマンを迎え、中央ユーラシアの音楽の道筋をたどる。

ほかにも公演がありますよ。
10/3(金) ヒカシュー「ロシアアルタイツアー」報告会〔ボロット・バイルシェフ, タンダライ〕
【牛込柳町 経王寺】 open 19:00 / start 19:30
会場:牛込柳町 経王寺(東京都新宿区原町1-14)
http://www.kyoouji.gr.jp/index.html
料金:予約¥3000 当日¥3500
予約:hikashufan@gmail.com
■交通のご案内
・都営大江戸線 「牛込柳町」駅下車 東口駅前
・東京メトロ東西線 「早稲田」駅下車 馬場下口改札より徒歩15分
・都営新宿線 「曙橋」駅下車 曙橋口改札より徒歩15分
・バス JR新大久保駅前より「新橋」行きにて「牛込柳町」下車

10/4(土) ヒカシューとボロット・バイルシェフそしてタンダライ
山梨【甲府桜座】
open 18:00 / start 19:00
前売3,900円 当日4,500円
АЯ(アヤ)=ボロット・バイルシェフ(アルタイの喉歌カイ、口琴、トプシュール)、
巻上公一ヴォーカル,テルミン,コルネット、尺八
三田超人 ギター
坂出雅海ベース
清水一登 ピアノ、シンセサイザー
佐藤正治ドラムス
関連/参考URL
→甲府桜座(055-233-2031)
http://www.sakuraza.jp


10/5(日) ボロット・バイルシェフ&タンダライコンサート ~アルタイ幻想~
〔田口ランディ, ボロット・バイルシェフ他〕
【湯河原観光会館大会議室】 open 18:30 / start 19:00
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566 tel.0465-62-3761
湯河原駅から不動滝・奥湯河原行きバスにて落合橋下車すぐ
ナビゲーター 田口ランディ
出演:ボロット・バイルシェフ、タンダライ(fromアルタイ共和国)巻上公一、佐藤正治
チケット:前売3000円、当日3500円
チケット取り扱い:湯河原駅前観光案内所、好文の木、
MAKIGAMI OFFICE tel.0465-63-0578、office@makigami.com
問 予約:MAKIGAMI OFFICE tel.0465-63-0578、office@makigami.com
主催: MAKIGAMI OFFICE
協力:湯河原町観光課


10月7日(火)
レクチャーライブ 「音楽の交差するところ アルタイの癒しの声」2014
会場:あしがり郷瀬戸屋敷

(東名高速大井松田ICより足柄大橋を経て吉田島交差点を右折直進2キロ)
神奈川県足柄上郡開成町金井島1336
tel.0465-84-0050
開場18:00 開演18:30
出演:(アヤ)
ボロット・バイルシェフ(カイ、トプシュール、ホムス)
    巻上公一(ボイス、テルミン、口ショック)
佐藤正治(パーカッション、ヴォイス)
ゲスト:タンダライ(カイ、トップシュール、ホムス)
協力費 2500円(予約の方優先) 
申込 問い合わせ先:MAKIGAMI OFFICE tel.fax.0465-63-0578
office@makigami.com


テングリは青空を指す 巻上公一
テングリは、澄み切った青空の信仰と言える。アジア北方の遊牧民たちに共通の天上世界である。そのシャーマニズムに基づく祭祀は、カムチャッカからマルマラ海に至るまで今日も行われている。かつての絹の道ですら、もっと大きな共通の青空でつながっていたのである。
アルタイの英雄叙事詩カイ、キルギスのコムズ、その伝統は現代にどう息づくのか。中央ユーラシアの伝統からファンタジーが生まれる。その出会いと道筋を、音楽で感じとろう。

アルタイの「カイ」、キルギスの「コムズ」
アルタイとキルギスの共通項として「英雄叙事詩」が歌い継がれていることがあり、その音楽はシャーマン的な要素を色濃く残している。2000年以上の歴史をもつといわれるその叙事詩には、神話や伝説的なエピソードはもちろんのこと、人々の宇宙観、世界観、宗教観が詰め込まれている。特にキルギスの「マナス」は世界一の長さを誇る。英雄叙事詩を歌う際アルタイで用いられるのが「カイ」と呼ばれる喉歌唱法で、絞り出すような超低音の声や、口笛に似た音を出す唱法などスタイルは様々である。キルギスでは喉歌は使われない。国を代表する3弦の撥弦楽器が、アルタイではトプシュール、キルギスではコムズと呼ばれ、キルギスではよりアクロバティックに演奏される。

4000メートル級の山々に囲まれた、黄金の国「アルタイ」。
その地に伝わる英雄叙事詩 =「カイ・チェルチェク」は、神秘の力を持つシャーマンによって語り、歌い継がれてきた。長年に渡ってアルタイの人々を癒し、勇気づけてきた「カイ・チェルチェク」はアルタイの発展とともに衰退しつつあったが、1990年代に現れた一人の男、ボロット・バイルシェフによって、その響きは現代に蘇った。彼の大地を揺るがす喉歌カイは、カイ・チェルチェクに新しい生命を吹き込み、世界の人々を驚愕させた。

「人が人として生きるために戦う時、その物語は語り継がれるのだろう。」(田口ランディ『旅人の心得』より「アルタイのギフト」から)

こちら

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