テングリという青空〜中央ユーラシアの伝統と幻想

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今年2014年の秋も、ボロットとタンダライをアルタイから招聘します。

テングリという青空 ~中央ユーラシアの伝統と幻想
10月9日(木) 座・高円寺2
open 18:30 / start 19:00
アルタイ英雄叙事詩カイ、キルギスのコムス
その伝統は現代にどう息づくのか。
中央ユーラシアの伝統からファンタジーが生まれてく。
その出会いを道筋を音楽で感じとるコンサートを企画しました。

出演 ボロット・バイルシェフ タンダライ
カリマン ウメトバエバ 巻上公一 佐藤正治
巻上公一 プロデュース
前売り3500円 当日4000円 学生2000円
MAKIGAMI OFFICE TOKYO 0465-63-0578

チケットは、マキガミオフィスにご注文ください。E-MAIL office@makigami.com
特に学生はマキガミオフィスのみの発売です。
イープラスでの販売は終了しましたが、お席はまだあります。メール予約受付中。


世界が驚愕したアルタイ共和国のスーパースター、ボロット・バイルシェフ、5オクターブの驚異的な声を持った女性のカイの歌い手、タンダライ。アルタイを代表する2人が待望の再来日。さらに今回はキルギス共和国から、ウメトバエワ・カリマンを迎え、中央ユーラシアの音楽の道筋をたどる。

ほかにも公演がありますよ。
10/3(金) ヒカシュー「ロシアアルタイツアー」報告会〔ボロット・バイルシェフ, タンダライ〕
【牛込柳町 経王寺】 open 19:00 / start 19:30
会場:牛込柳町 経王寺(東京都新宿区原町1-14)
http://www.kyoouji.gr.jp/index.html
料金:予約¥3000 当日¥3500
予約:hikashufan@gmail.com
■交通のご案内
・都営大江戸線 「牛込柳町」駅下車 東口駅前
・東京メトロ東西線 「早稲田」駅下車 馬場下口改札より徒歩15分
・都営新宿線 「曙橋」駅下車 曙橋口改札より徒歩15分
・バス JR新大久保駅前より「新橋」行きにて「牛込柳町」下車

10/4(土) ヒカシューとボロット・バイルシェフそしてタンダライ
山梨【甲府桜座】
open 18:00 / start 19:00
前売3,900円 当日4,500円
АЯ(アヤ)=ボロット・バイルシェフ(アルタイの喉歌カイ、口琴、トプシュール)、
巻上公一ヴォーカル,テルミン,コルネット、尺八
三田超人 ギター
坂出雅海ベース
清水一登 ピアノ、シンセサイザー
佐藤正治ドラムス
関連/参考URL
→甲府桜座(055-233-2031)
http://www.sakuraza.jp


10/5(日) ボロット・バイルシェフ&タンダライコンサート ~アルタイ幻想~
〔田口ランディ, ボロット・バイルシェフ他〕
【湯河原観光会館大会議室】 open 18:30 / start 19:00
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566 tel.0465-62-3761
湯河原駅から不動滝・奥湯河原行きバスにて落合橋下車すぐ
ナビゲーター 田口ランディ
出演:ボロット・バイルシェフ、タンダライ(fromアルタイ共和国)巻上公一、佐藤正治
チケット:前売3000円、当日3500円
チケット取り扱い:湯河原駅前観光案内所、好文の木、
MAKIGAMI OFFICE tel.0465-63-0578、office@makigami.com
問 予約:MAKIGAMI OFFICE tel.0465-63-0578、office@makigami.com
主催: MAKIGAMI OFFICE
協力:湯河原町観光課


10月7日(火)
レクチャーライブ 「音楽の交差するところ アルタイの癒しの声」2014
会場:あしがり郷瀬戸屋敷

(東名高速大井松田ICより足柄大橋を経て吉田島交差点を右折直進2キロ)
神奈川県足柄上郡開成町金井島1336
tel.0465-84-0050
開場18:00 開演18:30
出演:(アヤ)
ボロット・バイルシェフ(カイ、トプシュール、ホムス)
    巻上公一(ボイス、テルミン、口ショック)
佐藤正治(パーカッション、ヴォイス)
ゲスト:タンダライ(カイ、トップシュール、ホムス)
協力費 2500円(予約の方優先) 
申込 問い合わせ先:MAKIGAMI OFFICE tel.fax.0465-63-0578
office@makigami.com


テングリは青空を指す 巻上公一
テングリは、澄み切った青空の信仰と言える。アジア北方の遊牧民たちに共通の天上世界である。そのシャーマニズムに基づく祭祀は、カムチャッカからマルマラ海に至るまで今日も行われている。かつての絹の道ですら、もっと大きな共通の青空でつながっていたのである。
アルタイの英雄叙事詩カイ、キルギスのコムズ、その伝統は現代にどう息づくのか。中央ユーラシアの伝統からファンタジーが生まれる。その出会いと道筋を、音楽で感じとろう。

アルタイの「カイ」、キルギスの「コムズ」
アルタイとキルギスの共通項として「英雄叙事詩」が歌い継がれていることがあり、その音楽はシャーマン的な要素を色濃く残している。2000年以上の歴史をもつといわれるその叙事詩には、神話や伝説的なエピソードはもちろんのこと、人々の宇宙観、世界観、宗教観が詰め込まれている。特にキルギスの「マナス」は世界一の長さを誇る。英雄叙事詩を歌う際アルタイで用いられるのが「カイ」と呼ばれる喉歌唱法で、絞り出すような超低音の声や、口笛に似た音を出す唱法などスタイルは様々である。キルギスでは喉歌は使われない。国を代表する3弦の撥弦楽器が、アルタイではトプシュール、キルギスではコムズと呼ばれ、キルギスではよりアクロバティックに演奏される。

4000メートル級の山々に囲まれた、黄金の国「アルタイ」。
その地に伝わる英雄叙事詩 =「カイ・チェルチェク」は、神秘の力を持つシャーマンによって語り、歌い継がれてきた。長年に渡ってアルタイの人々を癒し、勇気づけてきた「カイ・チェルチェク」はアルタイの発展とともに衰退しつつあったが、1990年代に現れた一人の男、ボロット・バイルシェフによって、その響きは現代に蘇った。彼の大地を揺るがす喉歌カイは、カイ・チェルチェクに新しい生命を吹き込み、世界の人々を驚愕させた。

「人が人として生きるために戦う時、その物語は語り継がれるのだろう。」(田口ランディ『旅人の心得』より「アルタイのギフト」から)

こちら

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このページは、makigamiが2014年9月 3日 11:57に書いたブログ記事です。

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