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巻上公一第二詩集『濃厚な虹を跨ぐ』発売しました。
左右社
2700円+税、2023年4月末発売
巻上公一詩集『至高の妄想』『濃厚な虹を跨ぐ¥
申し込み
巻上公一詩集『至高の妄想』『濃厚な虹を跨ぐ』2冊セット
申し込み
◉5月13日(土)15:00スタート
アヴァンギャルド・ジャズの3人組Entropic Hop来日公演。
石当あゆみ(サックス)、ケヴィン・シェイ(ドラムス)
ゲスト 巻上公一
jazz spot candy
〒263-0031, 千葉県千葉市稲毛区, 稲毛東3丁目10-12
http://blog.livedoor.jp/jazzspotcandy/
―
◉5月14日(日)
令和5年度 小田原高校樫友祭(ホームカミングデー)
ヒカシューライブ
会場:小田原高校(※一般の方もご参加頂けます。)
ヒカシューライブ in樫友祭(巻上公一と三田超人の出身校、小田高OB会のお祭り!!)
会場:神奈川県立小田原高校視聴覚室(※一般の方もご参加頂けます。)
無料 開演14時30分~15時30分、14時15分開場
八幡山コンサート「ヒカシューと巻上公一の世界
https://odako.info/concert.html
◉5月23日(水)19:00より。
巻上公一の新詩集『濃厚な虹を跨ぐ』出版記念ライブ&パーティー開催!
L-Po http://li-po.jp
ゲストを交えてのお話や巻上公一のソロ演奏、朗読など盛り沢山。
出演 巻上公一
ゲスト 小池一子(クリエイティブディレクター)、石井辰彦(歌人)
パーティー参加費4000円(軽食付き・ドリンク代別)
当日、第2詩集『濃厚な虹を跨ぐ』販売します。サイン会もあります。
●ご予約・お問合せ:Li-Po 03-6661-2200(月~土 18:00~24:00)
または予約専用フォーム ご予約・問合せフォーム:http://li-po.jp/?page_id=5385
よりお申し込みください。
◉5月25日(木)
マンスリーヒカシュー2023 “練り直せよ! 天体”
ヒカシュー
https://mandala.gr.jp/SPC/schedule/20230525/
会場:吉祥寺スターパインズカフェ
開場:19:00/開演:19:30
前売:4000円+1drink/当日4500円+1drink
配信:2500円
◉5月26日(金)
イヌイジュンとタバタミツルによるドラムンベースユニットに参加
『INUY & TABBIE Halation Night 8』
東高円寺U.F.O.CLUB
live;・INUY & TABBIE meet 巻上公一(ヒカシュー)
・コンクリーツ
・igloo
注目
アメリカのノーベル賞とも言われている
マッカーサー賞(俗称ジーニアス賞)を受賞しての記念すべきモリイクエの帰国公演
◉6月5日(月)モリイクエ特集 Supper dommune
トーク&ライブ 2000円
モリイクエ 天鼓
藤井郷子 田村夏樹
巻上公一 内橋和久
◉6月6日(火)小田原三の丸小ホール
自由自在なコンサートvol2
モリイクエの電子的世界 TRACING THE MAGIC「天賦の才の女性たち」
18:30 開演(18:00 開場)
トーク 田口ランディ モリイクエ
モリイクエ electronics 藤井郷子 piano 田村夏樹 trumpet
巻上公一 voice ふーちん percussion
【全席自由】
一般 3,000円 障がい者・車いす・小学生以下 1,500円
※当日障がい者手帳の確認有り。 ※当日券販売有り。
チケット販売: 三の丸ホールWEBチケット
https://p-ticket.jp/odawara
三の丸ホール劇場窓口(受付10時~20時)、
HaRuNe小田原街かど案内所(受付10時~19時)
主催:小田原FM、MAKIGAMI OFFICE
◉6月8日(木)キラリ☆ふじみマルチホール
19:00 開演(18:30 開場)
巻上公一プレゼンツ
モリイクエの電子的世界 TRACING THE MAGIC「天賦の才の女性たち」
トーク 巻上公一 モリイクエ
演奏
モリイクエ electronics 藤井郷子 piano 田村夏樹 trumpet
巻上公一 voice ふーちん percussion
<WEBで販売>
●WEB(24時間受付)https://peatix.com/event/3571481/view
主催・お問合せ
MAKIGAMI OFFICE
Tel:0465-63-0578/Mail:makigamioffice@gmail.com
★【九州ツアー!!!】
◼︎6月16日(金) 大分 AT HALL
19:00開場、19:30開演 前売り3000円、当日3500円 +1drink
予約:アトホール tel.097-535-2567、info@athall.com
◼︎6月17日(土) 熊本 One Drop
18:00開場、19:00開演 前売り3500円、当日4000円 +1drink
オープニングアクト おこめの会オールスターズ
予約:尾方 tel.090-8912-5821、camnaschca@gmail.com
予約フォーム https://qr.paps.jp/j400S
◼︎6月18日(日) 福岡 Space Terra
17:30開場、18:00開演 前売り3500円、当日4000円 +1drink
予約:(有)アダチ宣伝社 tel.092-558-6641、adasen@kss.biglobe.ne.jp
6月28日(水)<マンスリーヒカシュー2023>
"ぞくぞくと妙になる"
会場:吉祥寺スターパインズカフェ
開場:19:00/開演:19:30
前売:4000円+1drink/当日4500円+1drink
配信:2500円
来場:https://eplus.jp/sf/detail/3821250001-P0030001
配信:https://eplus.jp/sf/detail/3821770001-P0030001
発売日:5月1日(月)10:00~
配信視聴期間:7月4日(火) 23:59
ヒカシュー【北海道ツアー!!】
これは凄い!!
7月 8日(土) 西興部村 野外イベント「ニシニカリシテ~出会いうるものたちの叫び」
https://nishinikarishite2023.com
出演者
・ヒカシュー
・Hei Tanaka
・松井文と他人
・知久寿焼
・いぐち式カーニバルカオス
・NPO法人西興部村猟区管理協会
7月9日(土)18:30開場 19:00開演
LIVEHOUSE MOSQUITO (北海道旭川市3条通9丁目 木下ビルB1F)
http://mosquito.html.xdomain.jp/
予約4500円、当日5000円(各1ドリンク付き)
予約・お問合せ先 MOSQUITO(担当 大西) 0166-24-8899
asahikawamosquito@gmail.com
7月11日(火)19:00開場 19:30開演
MPホール (北海道岩見沢市大和3条9丁目2-2)
https://www.facebook.com/mphall2016/
予約4500円、当日5000円(各1ドリンク付)
ゲスト出演:吉田野乃子(sax)
予約・お問合せ先 MPホール 0126-22-5350
7月12日(水) 札幌 パトス
https://www.sapporo-community-plaza.jp/culturalfacility_detail.php?no=17
ヒカシュー結成45周年ライブツアー札幌公演
2023 7/12 wed ターミナルプラザ ことにパトス
札幌市西区琴似1条4丁目 地下鉄東西線琴似駅B2F TEL : 011-612-8383
open:18:30 start:19:00 ●前売&予約 ¥5.000 当日¥5,500
ticket:e+
予約&問合せ:NMA Tel. 011-742-3458 nma@mbf.nifty.com
ヒカシュー【東海信州京都ツアー!!】
7月16日(日) 静岡 Freakyshow
ヒカシュー静岡ライブ2023 フリーキーショウ
静岡市葵区両替町2丁目4-9フィエスタ両替町(旧日映森岡ビル)5階
[料金]
予約:3,500円(チケット3,000円 + 1ドリンク500円)
当日:4,000円(チケット3,500円 + 1ドリンク500円)
[開場]17:30 [開演]18:00
■出演
[Headliner]ヒカシュー
[3rd]チュウソツシスターズ
[2nd]ちひるね
[O.A.]言触 + 竹田賢一
お問い合わせフォーム(基本、メールでのご返信)
https://form1ssl.fc2.com/form/?id=4c1ae61499877c09
または、電話
090-3455-6807 担当:鈴木
7月17日(月祝) 松本 Give me little more.
▽LIVE:ヒカシュー/ おしゃべりアート
▽料金:(前売)¥4,500(当日)¥5,000 +各1Dオーダー
▽時間:(開場)18:30 /(開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
Give me little more.
〒390-0811 長野県松本市中央3-11-7
TEL: 080-5117-0059
7月19日(水) 名古屋 得三
7月21日(金) 京都 RAG
7月25日(火)<マンスリーヒカシュー2023>
三田超人バースデーライブ "形振(なりふり)かまわず問う"
来場:https://eplus.jp/sf/detail/3821260001-P0030001
配信:https://eplus.jp/sf/detail/3821780001-P0030001
発売日:6月1日(木)10:00~
配信視聴期間:7月31日(月) 23:59
◉8月 予定
【結成45周年記念コンサート!!】
渋谷クアトロ 8/8(火)、8/9(水)
巻上公一プロデュース チルギルチンライブアルバム「歌声の蜃気楼」
【HIKASHU MUSIC STORE特典】著者サイン付き
【ご予約特典】2023年4月30日までにお申し込みの方には、著者特製しおり付き!
ーーーーーーーーーーーー
詩というものは心に羽を授けてくれる。
その飛翔は思想を越えてどこまでも上昇する楽しさがある。
(著者あとがきより)
第一詩集『至高の妄想』で第一回大岡信賞を受賞した巻上公一の、第二詩集がついに発売!
大岡信賞を受賞した第一詩集『至高の妄想』から3年、前人未到の道をゆく音楽家・巻上公一の詩72篇を収録。
ひとたび本を開けば心身が解き放たれる、愉快と危機に満ちた、ことばの玉手箱。
ーーーーーーーーーーーーーーー
左右社
2700円+税、2023年4月末発売
*発送は2023年4月23日以降を予定しています。
巻上公一詩集『至高の妄想』『濃厚な虹を跨ぐ
申し込み
巻上公一詩集『至高の妄想』『濃厚な虹を跨ぐ』2冊セット
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◉4月17日(月)
チルギルチンライブアルバム超絶なホーメイをいい音で聴く!
昨年見逃した人は是非!!
代官山晴れ豆
open/start 18:30/19:30
adv/door 3000/3500(共に+1d¥600)
11MHz DSD/Nu 1 試聴体験会 vol.7
歌声の蜃気楼
Chirgilchin JapanTour 2022
[An Enchanting Mirage
of Khoomei Voices-]
Listening & Talk Session
[出演] 巻上公一・オノ セイゲン
<マンスリーヒカシュー2023>
◉4月24日 “もりもり欄漫”
来場:https://eplus.jp/sf/detail/3788020001-P0030001
配信:https://eplus.jp/sf/detail/3788060001-P0030001
発売日:3月1日(水)10:00~
配信視聴期間:4月30日(日) 23:59
会場:吉祥寺スターパインズカフェ
開場:19:00/開演:19:30
問い合わせ:スターパインズカフェ URL:https://mandala.gr.jp/SPC/
TEL:0422-23-2251 /武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
◉5月13日(土)15:00スタート
アヴァンギャルド・ジャズの3人組Entropic Hop来日公演。
石当あゆみ(サックス)、ケヴィン・シェイ(ドラムス)
ゲスト 巻上公一
jazz spot candy
〒263-0031, 千葉県千葉市稲毛区, 稲毛東3丁目10-12
http://blog.livedoor.jp/jazzspotcandy/
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◉5月14日(日)令和5年度 小田原高校樫友祭(ホームカミングデー)
ヒカシューライブ
会場:小田原高校(※一般の方もご参加頂けます。)
ヒカシューライブ in樫友祭(巻上公一と三田超人の出身校、小田高OB会のお祭り!!)
会場:神奈川県立小田原高校視聴覚室(※一般の方もご参加頂けます。)
無料 開演14時30分~15時30分、14時15分開場
八幡山コンサート「ヒカシューと巻上公一の世界
https://odako.info
◉5月23日(水)19:00より。
巻上公一第二詩集『濃厚な虹を跨ぐ』出版記念Live&Talk パーティー
予定ゲスト 小池一子(クリエイティブディレクター)石井辰彦(歌人)
渋谷L-Po http://li-po.jp
参加費4000円(軽食付き・ドリンク代別)
<マンスリーヒカシュー2023>
◉5月25日 “練り直せよ! 天体”
来場:hhttps://eplus.jp/sf/detail/3821730001
配信:https://eplus.jp/sf/detail/3821730001
会場:吉祥寺スターパインズカフェ
開場:19:00/開演:19:30
問い合わせ:スターパインズカフェ URL:https://mandala.gr.jp/SPC/
TEL:0422-23-2251 /武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
https://mandala.gr.jp/SPC/schedule/20230525/
◉5月26日(金)
『INUY & TABBIE Halation Night 8』
東高円寺U.F.O.CLUB
live;・INUY & TABBIE meet 巻上公一(ヒカシュー)
・コンクリーツ
・igloo
open;18:30- start;19:00-
前売り;¥2500-(D別)当日;¥3000-(D別)
注目
アメリカのノーベル賞とも言われている
マッカーサー賞(俗称ジーニアス賞)を受賞しての記念すべきモリイクエの帰国公演
◉6月5日(月)モリイクエ特集 dommune
トーク&ライブ
◉6月6日(火)小田原三の丸小ホール
田口ランディ
モリイクエ electronics 藤井郷子 piano 田村夏樹 trumpet
巻上公一 voice ふーちん percussion
◉6月7日(木)キラリ☆ふじみマルチホール
巻上公一プレゼンツ
モリイクエの電子的世界 TRAICING THE MAGIC「天賦の才の女性たち」
モリイクエ electronics 藤井郷子 piano 田村夏樹 trumpet
巻上公一 voice ふーちん percussion
★【九州ツアー!!!】
6月16日(金) 大分 アトホール
6月17日(土) 熊本 ワンドロップ
6月18日(日) 福岡 Space Terra
6月28日(水)<マンスリーヒカシュー2023>
"ぞくぞくと妙になる"
来場:https://eplus.jp/sf/detail/3821250001-P0030001
配信:https://eplus.jp/sf/detail/3821770001-P0030001
発売日:5月1日(月)10:00~
配信視聴期間:7月4日(火) 23:59
ヒカシュー【北海道ツアー!!】
7月 8日(土) 西興部村 野外イベント「ニシニカリシテ~出会いうるものたちの叫び」
7月9日(日) 旭川 モスキート http://mosquito.html.xdomain.jp/
7月11日(火) 岩見沢 mpホール http://mphall.net/pc/index.htm
7月12日(水) 札幌 パトス https://www.sapporo-community-plaza.jp/culturalfacility_detail.php?no=17
ヒカシュー【東海信州京都ツアー!!】
7月16日(日) 静岡 Freakyshow
7月17日(月) 松本 Give me little more.
7月19日(水) 名古屋 得三
7月21日(金) 京都 RAG
7月25日(火)<マンスリーヒカシュー2023>
三田超人バースデーライブ "形振(なりふり)かまわず問う"
来場:https://eplus.jp/sf/detail/3821260001-P0030001
配信:https://eplus.jp/sf/detail/3821780001-P0030001
発売日:6月1日(木)10:00~
配信視聴期間:7月31日(月) 23:59
◉8月 予定
【結成45周年記念コンサート!!】
渋谷クアトロ 8/8(火)、8/9(水)
巻上公一プロデュース チルギルチンライブアルバム「歌声の蜃気楼」
巻上公一詩集『至高の妄想』 書肆山田
12月25日発売予定 B6変 216ページ 2970円(本体2700円+税) 付録=町田康 帯=谷川俊太郎
ヒカシューというバンドを四〇年続けてきて、はじめての詩集です。もともと歌の詩でありながら言葉がひとり歩きもできるように書いてきました。この度一冊の本になることは感無量です。
谷川俊太郎氏にも素敵な言葉をいただき、
また町田康氏には、粋な文を寄せていただきました。
ヒカシューファンのみならずたくさんの人に読まれることを願っています。
何卒よろしくお願いします。
出版にあたって歌人の石井辰彦氏に並々ならぬご協力いただきました。
巻上公一
改めて読むといろいろな発見が。ヒカシューを良く知っている方にも読んで眺めていただきたい!
書店に並ぶのは年明けからの予定です。今なら送料無料、著者サイン本をご予約受付中!!
巻上公一作曲、朗読用BGM*注 のダウンロード付きセットもあります!
予約お願いします!!
*注:朗読は入っていません。朗読するときのBGMとしてご利用ください。
巻上公一詩集『至高の妄想』書肆山田
12月20日発売予定 B6変 216ページ 2970円(本体2700円+税) 付録=町田康 帯=谷川俊太郎
ヒカシューというバンドを四〇年続けてきて、はじめての詩集です。もともと歌の詩でありながら言葉がひとり歩きもできるように書いてきました。この度一冊の本になることは感無量です。
谷川俊太郎氏にも素敵な言葉をいただき、
また町田康氏には、粋な文を寄せていただきました。
ヒカシューファンのみならずたくさんの人に読まれることを願っています。
何卒よろしくお願いします。
出版にあたって歌人の石井辰彦氏に並々ならぬご協力いただきました。
巻上公一
巻上公一 1956年、熱海生れ。ヴォーカリスト、ヒカシューのリーダー。著書にエッセイ『反響マシーン:リチャード・フォアマンの世界』(共著)『声帯から極楽』『宇宙の右翼、水中の左翼』、アルバムに『ヒカシュー 21世紀ベスト』『ヒカシュー 20世紀ベスト』『生きてこい沈黙』『万感』『うらごえ』『転々』『はなうたはじめ』『丁重なおもてなし』『人間の顔』『夏』『ヒカシュー』など。
翻訳者・清水一登 大いに語る
ジョン・スティーブンスの即興ワークショップ教本『探求と熟考』の面白さ
11月17日(土)に説明会が予定されている、ジョン・スティーブンスの著書『探求と熟考』に基づく音楽ワークショップ。
講師のひとりであり、教本の翻訳を担当した清水一登が語る、その面白さとは。
ジョン・スティーブンスについて
もう亡くなっているんだけど、イギリスのジャズ・ドラマーで、スポンティニアス・ミュージック・アンサンブルっていうグループを長くやっていた人で、録音もたくさんあります。彼は本当にいろんな人と共演していて、デレク・ベイリーとか、エヴァン・パーカーみたいな、イギリスの即興音楽で中心にいるような人たちとは、たいてい何らかの形で関わりがあります。
彼はまた、地域活動にとても熱心で、イギリスのあちこちで興味のある人を集めて、まったく前提のないところから、みんなで即興演奏を楽しむというワークショップを長年続けていたんですよ。この本もそうした活動から生まれたものなんです。
つまり、本が先にあったわけじゃなくて、ワークショップをずっとやっていた彼の経験から、こういう場合にはこういうやり方が面白い、みたいなことを積み重ねて、ひとつにまとめたものなんです。いわば、ジョン・スティーブンスの即興ワークショップの報告書ともいえる本なんですよ。
音をよりよく知るために
本の中身はふたつに分かれていて、第1部がリズム編、第2部が即興演奏編になっています。
まずリズム編では、即興演奏をみんなでやるために必要となる技術とか、考え方について説明してあって、当然ですけどリズムが中心になっています。
どんな内容かというと、たとえば序文にこういう話が出てきます。
二人の人間が歩きながら会話しているという場合を考えてみると、歩調はひとりずつ違うじゃないですか。歩調の違うふたりが会話をするためには、歩調はともかく、同じ速度で進まないと会話は成立しないわけですよね。それで、即興演奏でのリズム的な関係もそういうものだというんです。そういうところから話を始めているんですよね。
そうやってリズムについて説明した後で、次に音程について話すんです。そこにもいろいろ内容があるんだけど、たとえばスケールっていうのは、これまであった文化と関係していますよね。これはもう、どこでも同じで。世界各地に、いわゆる音階っていうものがありますけど、この本に出てくるのは、そういう既成の文化にある音階ではないんです。音階っていう概念を最初に扱うときに、ジョン・スティーブンスはどういうところから考えたかっていうと、微分音程から始めたんですよ。実に興味深い。
たとえば平均律とか、インドのラーガとかにしても、それは特定の文化の中で育まれたひとつの体系であって、なにもそれにこだわる必要はないぞ、ということなんです。
楽器の経験はいっさい不問
具体的にどういうことをやるかっていうと、まずリズムだと、誰かが1って言って、その人の次に誰か2って言ったとすると、それでテンポが始まるわけですよね。それで、練習ではまず誰かが1って言って、2番目の人が2って言う。そこから先は、なるべくそれと同じ間隔になるようにして、次の人は1と言ってみる。そういうやり方から始めて、リズムっていうものを理解していくんですよ。
音階だと、まず「ファ」と「ファ#」があるとすると、その間をなぞっていく。つまり、「ファ」から「ファ#」にゆっくりと移っていくっていう、そういう練習から始めるんです。これは、歌でやります。
楽器できる人でも、基本的には歌でできないとダメなんです。なぜかっていうと、楽器にはそれ自体のイディオムが必ずついてくるから。音そのものを理解することに重点が置かれているので、最初はまず、とにかく楽器をもたないで始めちゃうんですよ。
そもそも、リズムについて説明するのに、先ほど出た、ふたりで歩いているときの話とか、そういうところから説き起こしていく感じなんです。だから、楽器を演奏した経験があったとかなかったとかっていうのは、もう全然関係ないし、前提条件にもなっていない。むしろ、楽器の未経験者の方が自然に入れそうなところもあるくらいで。
最終目標は、音楽作品を作ること
このワークショップの特色は、その中でひとつの音楽作品が作れるってことなんです。つまり、なにを目標にしているかっていうと、複数の人間が集まって、全員が全員の音をちゃんと聴きつつ、それで自分なりの演奏ができる、というような状態を目指すわけですよ。
何度か繰り返して、いろんな技術を身につけていくうちに、自分たちのオリジナルの音楽作品をものにすることができる。そこが、このワークショップの魅力的なところだと思います。
また彼の考えは、いい悪いで判断しないということが基本になっていて、それが重要なところなんです。おそらく、彼もドラマーをやっていて、やっぱりバカにされたりとかあったんじゃないかな。そういうことから、どうやれば他人の演奏に対してジャッジを下したりせず、だけども耳をすませていられるか、みたいなことを考えたんじゃないかな、と思うんですよね。
それで、この本には、集団即興演奏っていうものにどういうやり方で向かっていくのか、そのための手がかりがたくさん入っているんです。ワークショップでは、そうした手がかりをいろいろと試してみて、学ぶことができる。
彼は長年そういうことをコミュニティでやってきたわけです。そこに参加してくれた普通の人たちにとって、とてもメリットのあったものを書き連ねているわけですから、その効果は実証されています。
説明会について
説明会では参加者向けにテキストを用意する予定ですが、まずはさっそく始めてみるつもりです。なにしろ、本がそういうことを奨励していますから。
この本を眺めていても仕方がない。複数の人間を集めて、やってみることで意味が出てくるんだという、そういう考え方ですね。だからもう、どんどん、やってっちゃうと思います。
来る11月17日(土) 17:00start 18:00まで 場所 いずるば(多摩川線沼部下車徒歩5分)
アクセス>>>
「探求と熟考」新年ミュージックワークショップの説明会を行います。
講師 清水一登 巻上公一
参加費 500円
詳しくはこちらまで
THE BIG ISSUE JAPAN130号巻頭のリレーインタビューに
巻上公一のインタビューが載っている。
ビッグイシューは駅近くなどで販売者が手で売っています。
http://www.bigissue.jp/backnumber/bn130.html
国立国際美術館で新国誠一の具体詩の特集が組まれている。
http://www.nmao.go.jp/japanese/b2.html
それに合わせて
新国誠一works-1952‐1977が出版され、
新国誠一の全貌を知る機会に恵まれました。
今日、田口ランディさんの新刊「パピヨン」が発売されました。
田口さんとはご近所ですが、エリザベス・キューブラー・ロスの看取りの研究を取材している時に
お父様の末期ガンと向かい合うことになってできた本とのことです。
角川学芸出版HP
http://www.kadokawagakugei.com/detail.php?p_cd=200809000524