2012年11月アーカイブ

ひとつは上野洋子企画の「即興ヴォイスパフォーマンス その2」
もうひとつは、
NYで活躍するチュウマさんの
「記録 π=3.14....割り切れない周縁 ラマッラーからの発信 ヨシコ・チュウマ at KEN vol.2」

詳しくは
http://www.kenawazu.com/events/
参照してください。

**上野洋子プレゼンツtilde実験工房 vol.4
即興ヴォイスパフォーマンス その2**
「歌」という枠にとらわれず、「声」のあらゆる可能性を探究する
ヴォイスパフォーマー達が大集結!
ピース毎、ちょっとした決め事に則しながら即興してゆきます。
声以外の楽器無し、更にマイクも不使用の生声オンリーというレアな企画です。
演者達がその場で呼応し合って次々と生み出すシーン、
それぞれの喉が発する様々な表現を直に感じて下さい。

2012年12月8日(土)
出演 : さがゆき 佐藤正治 ヒヤマ 巻上公一 上野洋子
開場 : 17:30 開演 : 18:00 料金 : 3000円 ※定員50名

**ラマッラーからの発信
Chuma Yoshiko & Noora Baker
山口竜樹 おおたか静流 巻上公一**

全3回公演
2012年12月18日(火)午後7時30分
12月19日(水)7時30分
12月20日(木)7時30分
(開場は各回30分前)

定員:各回 約40名(予約者優先)
料金:各回 一般 3,500円 学生 2,500円

深く潜って.jpg

巻上公一  -- Over “Underground” 「深く潜って突き抜ける」

世界のインディーシーンで八面六臂の活躍を続ける巻上公一の 2013 年総括公演。
たった一人で何ができるかを身をもって証明してきた彼ならではのユニークな
パーフォーマンス世界。Makigami “Friends” とともに、年の終わりのラディカル・
プレゼンテーション。深く深く潜っていき、遂には突き抜ける、嬉しい悲鳴。

2012年12月 16日(日)19:30 開場 20:00 開演
新宿 Pit Inn
前売 3,000 円  当日 3,500円 1 drink 付
整理番号付自由席

出演 

巻上公一 voice, thermin, jews harp, その他いろいろ

Makigami Friends
横川理彦 violin,electronics
坂口光央 keyboard
山本達久 drums

公演は二部構成になります。

1部 Solo and Duo’s
2部 Quartet


チケットご予約

ご予約お申込みはメール(ticket@spn1.speednet.ne.jp)か電話(03 3728 5690)にてReal & True/Office Ohsawaまでお願いします。電話での聞き間違いなどをなくすため、できるだけメールでお願いいたします。必ず、お名前、住所(郵便番号)、電話番号、希望日、チケット希望枚数をお知らせ下さい。 注意事項 http://www.bigstream.co.jp/music/tickets.html をご覧ください。折り返し、チケットの有無、お支払方法をご連絡いたします。

お問い合わせ info@bigstream.co.jp 電話 03 3728 5690   Real & True/Office Ohsawa

超微妙にコエタギル
すぐそこにありながら
まだしめせないその在りか
みんな知っているのに
言葉にならないあの感じ
そこには未曾有の声が滾っていた


出 演:
巻上公一(ヴォイスパフォーマー、超歌唱家、即興演奏家)、
新井英夫(体奏家、ダンスアーティスト)、
「ちがって、いっしょのワークショップ」参加者有志のみんな
ダンスアシスタント:さとういく、板坂記代子

●日 時:平成24年11月23日(金・祝)開場15:30 開演16:00 
●会 場:茅野市民館マルチホール
●入場料:一般2,000円/高校生以下500円/
障がい者手帳、療育手帳をお持ちの方と付添いの方1名まで500円
(当日各500円増)
(友の会 一般(前売のみ)1,900円)
●チケット発売日:平成24年9月27日(木)~
プレイガイド:
(茅野市)茅野市民館、NPO法人サポートC、シマダヤ楽器店、
ベレックLCV、平安堂茅野店、
(富士見町)今井書店ふじみ店、
(諏訪市)平安堂諏訪店、
(岡谷市)笠原書店本店、
(松本市)松本井上プレイガイド、
(インターネットチケット取り扱い) EVENT-NAGANO
※クリエイション2日目(11月22日)および公演(11月23日)は芸術文化振興基金の助成事業です。

講師 巻上公一が明かす
ジョン・スティーブンスの即興ワークショップ『探求と熟考』開催の舞台裏

11月17日(土)に説明会が予定されている、ジョン・スティーブンスの著書『探求と熟考』に基づく音楽ワークショップ。
講師のひとりであり、企画の発案者でもある巻上公一がその経緯を語る。


ワークショップ開催のきっかけ

トーベン・スネクスタドっていうデンマークで活躍するノルウェー人のサックス奏者がいて、リビングルーム・トリオってグループを一緒にやっているんだけど、彼が教えてくれたんです。ジョン・スティーブンスの書いた即興ワークショップの本があって、それがすごくいい内容なんだって。

トーベンは学校で即興演奏を教えているんだけど、あの本を使うようになってから生徒が目に見えて進歩したっていうんです。本当に効果があるから、ぜひ使ってみろって推薦してくれた。

実物を見たら、確かに画期的な内容だったんですよ。実に面白そうでね。

それで、清水一登さんにも本を見てもらったら、これはすごいってとても乗り気になってくれて。本も清水さんに訳してもらって、ワークショップを一緒にやろうということになりました。


最高の指導者

このワークショップは、誰が教えるかってことが重要になると思うんですよ。よくも悪くも指導者次第っていうところがある。それを考えると、清水さんは少なくとも日本では最高の人材だと思う。なにしろ、あの本を訳したわけだから。

翻訳ほど原典を読み込む行為はないわけで、、このワークショップではその清水さんが直接手ほどきをしてくれるわけだから。もう言うことなしって感じです。

それと、清水さんのインタビューが出てから、本についての問い合わせが増えてるんだけど、あれはあくまで指導者向けの内容で。だから、ただワークショップに参加したいっていうことなら、あの本はべつに読まなくてもいいんです。何をやるかっていうのは、その都度お伝えしますので、事前に準備してもらう必要はありません。


ハードルは高くない

それで、このワークショップを、とにかくやってみたいんですよ。まだ誰もやっていないわけだから、ぼくも清水さんも、実際にどういう感じになるのかまったく分からない。たとえば、みんなで輪になって即興するっていうのがあるんだけど、これなんて本当に面白そうなのに、具体的なイメージがぜんぜんつかめなくて。だから、そこをぜひ知りたいんですよね。

なんだかどうも、難しいもののように思われてる感じがして、そこが心配なんだけど、ハードルが高いっていうことは全然ないです。まったくの初心者でもできるような仕組みになっていますから。場合によっては楽器が上手い人がいると助かるかなっていう程度で、楽器ができなくても問題はありません。

要はどうやったら即興演奏がうまくできるのか、それを学ぶっていうことです。どうやって人と一緒に歩くのか、みたいなことも扱っていきますから、演奏に限らず、いろいろと役に立つ内容になっています。

初回はとても安くて、その後とても高くなるっていう、どこかの出版社みたいなシステムなんだけど(笑)、最初の説明会だけでもすごく参考になると思うので、ぜひ来てみてください。


翻訳者・清水一登 大いに語る ジョン・スティーブンスの即興ワークショップ教本『探求と熟考』の面白さ


来る11月17日(土) 17:00start 18:00まで 場所 いずるば(多摩川線沼部下車徒歩5分)
アクセス>>>
「探求と熟考」新年ミュージックワークショップの説明会を行います。
講師 清水一登 巻上公一
参加費 500円
詳しくはこちらまで

翻訳者・清水一登 大いに語る
ジョン・スティーブンスの即興ワークショップ教本『探求と熟考』の面白さ

11月17日(土)に説明会が予定されている、ジョン・スティーブンスの著書『探求と熟考』に基づく音楽ワークショップ。
講師のひとりであり、教本の翻訳を担当した清水一登が語る、その面白さとは。


ジョン・スティーブンスについて

もう亡くなっているんだけど、イギリスのジャズ・ドラマーで、スポンティニアス・ミュージック・アンサンブルっていうグループを長くやっていた人で、録音もたくさんあります。彼は本当にいろんな人と共演していて、デレク・ベイリーとか、エヴァン・パーカーみたいな、イギリスの即興音楽で中心にいるような人たちとは、たいてい何らかの形で関わりがあります。

彼はまた、地域活動にとても熱心で、イギリスのあちこちで興味のある人を集めて、まったく前提のないところから、みんなで即興演奏を楽しむというワークショップを長年続けていたんですよ。この本もそうした活動から生まれたものなんです。

つまり、本が先にあったわけじゃなくて、ワークショップをずっとやっていた彼の経験から、こういう場合にはこういうやり方が面白い、みたいなことを積み重ねて、ひとつにまとめたものなんです。いわば、ジョン・スティーブンスの即興ワークショップの報告書ともいえる本なんですよ。


音をよりよく知るために

本の中身はふたつに分かれていて、第1部がリズム編、第2部が即興演奏編になっています。

まずリズム編では、即興演奏をみんなでやるために必要となる技術とか、考え方について説明してあって、当然ですけどリズムが中心になっています。

どんな内容かというと、たとえば序文にこういう話が出てきます。

二人の人間が歩きながら会話しているという場合を考えてみると、歩調はひとりずつ違うじゃないですか。歩調の違うふたりが会話をするためには、歩調はともかく、同じ速度で進まないと会話は成立しないわけですよね。それで、即興演奏でのリズム的な関係もそういうものだというんです。そういうところから話を始めているんですよね。

そうやってリズムについて説明した後で、次に音程について話すんです。そこにもいろいろ内容があるんだけど、たとえばスケールっていうのは、これまであった文化と関係していますよね。これはもう、どこでも同じで。世界各地に、いわゆる音階っていうものがありますけど、この本に出てくるのは、そういう既成の文化にある音階ではないんです。音階っていう概念を最初に扱うときに、ジョン・スティーブンスはどういうところから考えたかっていうと、微分音程から始めたんですよ。実に興味深い。

たとえば平均律とか、インドのラーガとかにしても、それは特定の文化の中で育まれたひとつの体系であって、なにもそれにこだわる必要はないぞ、ということなんです。


楽器の経験はいっさい不問

具体的にどういうことをやるかっていうと、まずリズムだと、誰かが1って言って、その人の次に誰か2って言ったとすると、それでテンポが始まるわけですよね。それで、練習ではまず誰かが1って言って、2番目の人が2って言う。そこから先は、なるべくそれと同じ間隔になるようにして、次の人は1と言ってみる。そういうやり方から始めて、リズムっていうものを理解していくんですよ。

音階だと、まず「ファ」と「ファ#」があるとすると、その間をなぞっていく。つまり、「ファ」から「ファ#」にゆっくりと移っていくっていう、そういう練習から始めるんです。これは、歌でやります。

楽器できる人でも、基本的には歌でできないとダメなんです。なぜかっていうと、楽器にはそれ自体のイディオムが必ずついてくるから。音そのものを理解することに重点が置かれているので、最初はまず、とにかく楽器をもたないで始めちゃうんですよ。

そもそも、リズムについて説明するのに、先ほど出た、ふたりで歩いているときの話とか、そういうところから説き起こしていく感じなんです。だから、楽器を演奏した経験があったとかなかったとかっていうのは、もう全然関係ないし、前提条件にもなっていない。むしろ、楽器の未経験者の方が自然に入れそうなところもあるくらいで。


最終目標は、音楽作品を作ること

このワークショップの特色は、その中でひとつの音楽作品が作れるってことなんです。つまり、なにを目標にしているかっていうと、複数の人間が集まって、全員が全員の音をちゃんと聴きつつ、それで自分なりの演奏ができる、というような状態を目指すわけですよ。

何度か繰り返して、いろんな技術を身につけていくうちに、自分たちのオリジナルの音楽作品をものにすることができる。そこが、このワークショップの魅力的なところだと思います。

また彼の考えは、いい悪いで判断しないということが基本になっていて、それが重要なところなんです。おそらく、彼もドラマーをやっていて、やっぱりバカにされたりとかあったんじゃないかな。そういうことから、どうやれば他人の演奏に対してジャッジを下したりせず、だけども耳をすませていられるか、みたいなことを考えたんじゃないかな、と思うんですよね。

それで、この本には、集団即興演奏っていうものにどういうやり方で向かっていくのか、そのための手がかりがたくさん入っているんです。ワークショップでは、そうした手がかりをいろいろと試してみて、学ぶことができる。

彼は長年そういうことをコミュニティでやってきたわけです。そこに参加してくれた普通の人たちにとって、とてもメリットのあったものを書き連ねているわけですから、その効果は実証されています。


説明会について

説明会では参加者向けにテキストを用意する予定ですが、まずはさっそく始めてみるつもりです。なにしろ、本がそういうことを奨励していますから。

この本を眺めていても仕方がない。複数の人間を集めて、やってみることで意味が出てくるんだという、そういう考え方ですね。だからもう、どんどん、やってっちゃうと思います。

来る11月17日(土) 17:00start 18:00まで 場所 いずるば(多摩川線沼部下車徒歩5分)
アクセス>>>
「探求と熟考」新年ミュージックワークショップの説明会を行います。
講師 清水一登 巻上公一
参加費 500円
詳しくはこちらまで

作曲家の上畑正和さんが企画するこんなライブに参加します。

img-Y01132600_convert_20121101133903.jpg「五大五感 サラウンド音楽ライブ」2012年11月24日(土)16時開演(開場15時30分) 場所 経王寺本堂(東京都新宿区原町1-14)都営大江戸線 牛込柳町 東口駅前 申込/問合せ 東京都新宿区原町1-14 経王寺 tel:(03)3341-1314 fax:(03)3359-9907 mail: tagai@kyoouji.gr.jp

前売り3,000円 / 当日3,500円


第一部 田口ランディGODAI GOKANトークショー
     出演;田口ランディ(作家)

第二部 サラウンドGODAI GOKANライブ
     出演;上畑正和(ピアノ・足踏みオルガン・作曲・サラウンド制作)
         巻上公一(ヴォイスパフォーマンス・口琴・テルミンほか)
         鈴木生子(クラリネット・バスクラリネットほか)
         互井観章(お経・声明)
     ゲスト 立岩潤三(パーカッション)

人は古来から「五大」を「五感」で感じ取り生きてきました。
五大とは、地・水・火・風・空のことをいい、あらゆる事象を構成するすべての要素です。
古くからインド・チベットでは、この五大と五感が大切にされてきました。
今回、私たちは個人的解釈において地・水・火・風・空をそれぞれの音で表現し、
サラウンドの作品を作りました。皆さんの五感で、この地球上の森羅万象、
そして宇宙を経王寺という場所で感じていただけることを願います。

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