2013年6月アーカイブ

講師 巻上公一
即興音楽ワークショップ「探求と熟考」第1回公演

6月1日(土)に開催された、ワークショップの初ライブは、それまでよりも少人数の編成で、早めのペースによる進行となった。


ライブの意義

やっぱり本番をやるってことの影響は大きいですね。緊張感が違いますから。発表をしたことで、レベルが1つ上がったと思います。

何ができて何ができないのか、よく分かりましたし、いろんな問題点も出てきたので、役に立ちましたね。

それに、参加者が実に楽しんでいることがよく伝わってきました。そもそも、人数が減っていないですからね。これは本当にすごいことだと思いますよ。


表現を見て、考える

今回のライブでは、次に何をやるかっていうことはその場で決めて、進めていったわけですけど、それが一番いいやり方だと思います。特にワークショップ的なものの場合はそうですね。

いちおう事前に考えてはあったんですけど、その通りにはしない。これが結構、大事なことなんです。様子を見ながら、その場で決めていく。今回はうまくいったと思います。

本番では、それまでより小さい編成にしてみたんですが、問題なかったですね。なにしろ、初めて参加した人でもうまくいったくらいですから。

小さい編成だと、見る側に回ることも多くなりますが、ワークショップでは見ることも大事なんです。人の表現を客観的に見ることで、いろいろ考えることができる。自分がどう見えてるのか考えるきっかけにもなるし。せっかくの機会なので、いろんな表現を見て、考えてほしいですね。


今後の課題

ライブをやったことで、いろいろと今後の課題も見えてきました。たとえば、本番で即興演劇の要素を持ち込んだ人がいたんですけど、それをやるのなら、音楽にどう寄与するのかってことをまず考える必要がある。それがうまく作用するのならいいんだけど、今回の場合は違うかなという感じでした。

あまり審判しないことは大事なんですけど、議論すべきテーマが出てくる場合もあるんです。自分の演奏を、どうやって独自のものにするのか。パフォーマンスにどう対処していくのか。そういうことですけど。

まずは、自分自身を鍛えていかないといけない。そうしないと流されちゃうから。自分なりの時間をつかんだり、自分自身の表現をするにはどうすればいいのか。それを見つけることがいちばん大事なんです。


次回ワークショップは6月22日(土)


『探求と熟考』即興演奏を学ぶ
ナビゲーター 清水一登、巻上公一
会場 渋谷・公園通りクラシックス
参加費 3,000円 学生 1,000円(要学生証) 観覧 2,000円
開催日 6月22日 7月27日
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