即興ワークショップ『探求と熟考』説明会近づく。

講師 巻上公一が明かす
ジョン・スティーブンスの即興ワークショップ『探求と熟考』開催の舞台裏

11月17日(土)に説明会が予定されている、ジョン・スティーブンスの著書『探求と熟考』に基づく音楽ワークショップ。
講師のひとりであり、企画の発案者でもある巻上公一がその経緯を語る。


ワークショップ開催のきっかけ

トーベン・スネクスタドっていうデンマークで活躍するノルウェー人のサックス奏者がいて、リビングルーム・トリオってグループを一緒にやっているんだけど、彼が教えてくれたんです。ジョン・スティーブンスの書いた即興ワークショップの本があって、それがすごくいい内容なんだって。

トーベンは学校で即興演奏を教えているんだけど、あの本を使うようになってから生徒が目に見えて進歩したっていうんです。本当に効果があるから、ぜひ使ってみろって推薦してくれた。

実物を見たら、確かに画期的な内容だったんですよ。実に面白そうでね。

それで、清水一登さんにも本を見てもらったら、これはすごいってとても乗り気になってくれて。本も清水さんに訳してもらって、ワークショップを一緒にやろうということになりました。


最高の指導者

このワークショップは、誰が教えるかってことが重要になると思うんですよ。よくも悪くも指導者次第っていうところがある。それを考えると、清水さんは少なくとも日本では最高の人材だと思う。なにしろ、あの本を訳したわけだから。

翻訳ほど原典を読み込む行為はないわけで、、このワークショップではその清水さんが直接手ほどきをしてくれるわけだから。もう言うことなしって感じです。

それと、清水さんのインタビューが出てから、本についての問い合わせが増えてるんだけど、あれはあくまで指導者向けの内容で。だから、ただワークショップに参加したいっていうことなら、あの本はべつに読まなくてもいいんです。何をやるかっていうのは、その都度お伝えしますので、事前に準備してもらう必要はありません。


ハードルは高くない

それで、このワークショップを、とにかくやってみたいんですよ。まだ誰もやっていないわけだから、ぼくも清水さんも、実際にどういう感じになるのかまったく分からない。たとえば、みんなで輪になって即興するっていうのがあるんだけど、これなんて本当に面白そうなのに、具体的なイメージがぜんぜんつかめなくて。だから、そこをぜひ知りたいんですよね。

なんだかどうも、難しいもののように思われてる感じがして、そこが心配なんだけど、ハードルが高いっていうことは全然ないです。まったくの初心者でもできるような仕組みになっていますから。場合によっては楽器が上手い人がいると助かるかなっていう程度で、楽器ができなくても問題はありません。

要はどうやったら即興演奏がうまくできるのか、それを学ぶっていうことです。どうやって人と一緒に歩くのか、みたいなことも扱っていきますから、演奏に限らず、いろいろと役に立つ内容になっています。

初回はとても安くて、その後とても高くなるっていう、どこかの出版社みたいなシステムなんだけど(笑)、最初の説明会だけでもすごく参考になると思うので、ぜひ来てみてください。


翻訳者・清水一登 大いに語る ジョン・スティーブンスの即興ワークショップ教本『探求と熟考』の面白さ


来る11月17日(土) 17:00start 18:00まで 場所 いずるば(多摩川線沼部下車徒歩5分)
アクセス>>>
「探求と熟考」新年ミュージックワークショップの説明会を行います。
講師 清水一登 巻上公一
参加費 500円
詳しくはこちらまで

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このページは、makigamiが2012年11月15日 11:26に書いたブログ記事です。

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