2009年3月アーカイブ
いまハムクラッシュのふたりを熱海駅まで送ってきた。
たった3回のライブだったけど、強い印象を残したと思う。
ノルウェー人の気質、彼らの音楽教養の高さが、
おおらかなノイズ、エレクトロニカを形成している。
それが物足りない人もいるだろうが、
いっさいのケレンまた反ケレンもないともいえるだろう。
きわめて自然体なのがすがすがしい。
ゲストに来てくれた八木美知依は、もともとの高い資質に経験がプラスされ
小気味よい演奏でステージに彩りを与えてくれた。
湯河原檜チャリティーコンサートホール
音がいまひとつ明瞭にならないのだけれど
森林浴のような居心地である。
いい感じに眠くなる。
住職にお願いして、改造したいところだが、なかなかそうもいくまい。
ただ、6月に湯河原初の現代音楽祭を高橋悠治氏を招いて行うので
その時にはなにか考えたい。
そのためにはもう少しチケットを売る必要がある。
たった3回のライブだったけど、強い印象を残したと思う。
ノルウェー人の気質、彼らの音楽教養の高さが、
おおらかなノイズ、エレクトロニカを形成している。
それが物足りない人もいるだろうが、
いっさいのケレンまた反ケレンもないともいえるだろう。
きわめて自然体なのがすがすがしい。
ゲストに来てくれた八木美知依は、もともとの高い資質に経験がプラスされ
小気味よい演奏でステージに彩りを与えてくれた。
湯河原檜チャリティーコンサートホール
音がいまひとつ明瞭にならないのだけれど
森林浴のような居心地である。
いい感じに眠くなる。
住職にお願いして、改造したいところだが、なかなかそうもいくまい。
ただ、6月に湯河原初の現代音楽祭を高橋悠治氏を招いて行うので
その時にはなにか考えたい。
そのためにはもう少しチケットを売る必要がある。
ニューヨークに到着すると大雪。
マイナス2度の寒さで、交通はかなり混乱していた。
このところ節約が身に付いてきて、タクシーでマンハッタンに行くことがない。
スーパーシャトルのような乗り合いバスで行く。
たいてい小一時間待たされるのだが、
特に焦っていないので、また待つのもオツである。
さっきからぼくの前を行ったり来たりしている日本人の若者がいて、
困ってそうなので声をかけた。
すると迎えにくるはずの彼女が来ないらしい。
はじめての海外でぼう然としている。
しかも電話もつながらないという。
ぼくは自分の海外用の携帯を出してみた。
「かけてあげようか? 番号は」
「えーと、1-080・・」
最初、気がつかなかったが、どこかできいたことのある番号だ。
「ね、ひょっとしてこれ日本の携帯の番号? それじゃ国番号1をつけてもつながらないよ。
1というのはアメリカの国番号だもの。81をつけなきゃ」
最近、海外にローミングできる電話が増えたのはいいが、
どこにかけているのかわからない錯覚がおこるので要注意だ。
ぼくの場合は、外国に着いたら、その土地のSIMを買って、
その国の番号になるようにしている。
そうしないと地元の人は、まず電話をくれることはない。
その子はやっと迎えの彼女と連絡が取れた。
道が混んでいて、3時間以上運転しているらしい。
それでも10分後には彼女が到着した。
ぼくのシャトルも満員の客を乗せて到着した。
マイナス2度の寒さで、交通はかなり混乱していた。
このところ節約が身に付いてきて、タクシーでマンハッタンに行くことがない。
スーパーシャトルのような乗り合いバスで行く。
たいてい小一時間待たされるのだが、
特に焦っていないので、また待つのもオツである。
さっきからぼくの前を行ったり来たりしている日本人の若者がいて、
困ってそうなので声をかけた。
すると迎えにくるはずの彼女が来ないらしい。
はじめての海外でぼう然としている。
しかも電話もつながらないという。
ぼくは自分の海外用の携帯を出してみた。
「かけてあげようか? 番号は」
「えーと、1-080・・」
最初、気がつかなかったが、どこかできいたことのある番号だ。
「ね、ひょっとしてこれ日本の携帯の番号? それじゃ国番号1をつけてもつながらないよ。
1というのはアメリカの国番号だもの。81をつけなきゃ」
最近、海外にローミングできる電話が増えたのはいいが、
どこにかけているのかわからない錯覚がおこるので要注意だ。
ぼくの場合は、外国に着いたら、その土地のSIMを買って、
その国の番号になるようにしている。
そうしないと地元の人は、まず電話をくれることはない。
その子はやっと迎えの彼女と連絡が取れた。
道が混んでいて、3時間以上運転しているらしい。
それでも10分後には彼女が到着した。
ぼくのシャトルも満員の客を乗せて到着した。
先頃古稀を迎えた詩人、吉増剛造GOZOcineのDVD発売とのことで、さまざまな催しが開かれているようだ。今度、6月12日、13日、14日に調布のせんがわで開かれるJAZZ ART せんがわに出演していただくために何度かファックスでやり取り、いいろいろな確認のためにABCブックセンターを訪れた。その日は、しまおまほ×ホンマタカシ×吉増剛造×八角聡仁(司会)という組み合わせ。ホンマさんは、先月ワタリウムの島袋通浩展のオープニングで語る吉増さんを知って、急速に興味を持ったのだという。あの時は確か、吉増さんは、大野一雄さんの床にいってその微細な動きの感応の話をしていた。まほさんは、吉増さんが透けてるような人だ、まだ子宮の中にいるのではないか、と時折速球を投げていた。
会場には、銅版や、ピンチハンガーに吊るした桜貝。吉増さんが、白川静さんによると刺青は文身というふうに書いたということから
文学の文の字の由来を語っていたが、ぼくは桜貝と刺青からアルタイの古代遺跡を思い出していた。それから弘法大師が持っていた諸尊仏龕という携帯用の枕本尊の小さなイメージが、高野山の伽藍をつくる原動力になった話やら。DVDのキセキモードという追いかける残像と、その前を行く桜貝や、ポケットのMDから流れるジョン・ケージを連れながら、語り続ける詩人。
これは素晴らしく面白い本だ。
それからたまたまテレビでみていたら《ゴーシュ》という名前という本の秒刻体の話をしていて興味をもったそうだ。
アルノー・ホルツという人の徹底自然主義というらしいが、面白そうだ。どこかリチャード・フォアマンも思い出す。
JAZZ ART せんがわ 吉増剛造氏は、6月12日に出演。共演は、大友良英、巻上公一。