Richard Foreman Project
公演は好評のうちに終了しました。エジプトロジーの記録写真をアップしました。ここにあります。
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1999年12月
リーディングミュージック
『EGYPTOLOGY』
2000年2月11,12日 
リーディングミュージック

『EGYPTOLOGY』大阪公演 
2月18,19,20日
リーディングミュージック 『MANIFESTO』
4月25日から30日
『EGYPTOLOGY〜わたしの頭は大トンカチだった

N.Y.アンダーグラウンド演劇界の最高峰、
リチャード・フォアマンを紹介するシリーズが既にはじまっている。

リチャード・フォアマンを日本で紹介するプロジェクトは、
1995年から音楽家・演出家巻上公一と演劇評論家鴻英良が中心となって活動している。
1995年の巻上演出 「マインドキング」に続き、今回の「エジプトロジー」は第2弾ということになるが、
4月の公演に向け、難解と言われるフォアマンのテキストの理解をあらかじめ深めてもらうために、
テキスト・リーディングの公演を1999年12月と2000年2月に行なった。

現在の演劇状況にうんざりしている人や 演劇は単なるエンターテイメントではないと考える人向きである。

 *オントロジカル・ヒステリック・シアター=存在論的ヒステリー性劇団 (ヒステリーは見えざるものの影を映し出す火花として存在している。---フォアマン)


 
 リチャード・フォアマンは、約30年間に渡ってニューヨーク・アンダーグラウンドの最前線で活躍する劇作家、演出家である。過去に6つのオービー賞、1995年にはマッカーサー・フェローシップを受けている。
 彼が1968年に作った劇団オントロジカル・ヒステリック・シアターは、登場した当時からリビング・シアターと並び称されるほどの注目を浴びたり、その後もロバート・ウイルソンと並ぶイメージの演劇と評されたりしながらも、常に演劇界で独自の位置を守り、いまだに「知る人ぞ知る存在」であり続けている。R・シェクナーは「もしハイデッガーがソープオペラを書いたら、彼はリチャード・フォアマンになるだろう」と、その哲学とドタバタが奇妙なバランスで成立する演劇を評している。
 その演劇は、「<書く>という“プロセス”そのものを書く」という作品で、「うまくいく」ことを拒み続け、観客を常にストロボやブザーで覚醒させ、宙ぶらりんな気分にさせる妙な舞台である。
 アメリカでは、すでに5冊の戯曲集が出版されているが、日本ではいままで一冊も彼の本は翻訳されていない。
 1995年、四谷のP3で
『マインドキング』が巻上公一の演出によって初めて大きく紹介された。公演は10日間。ジョン・ゾーンとウイリアム・ワイナントの生演奏付きというこの上もなく贅沢な上演だった。その2年後に、川村毅が『パーマネント・ブレイン・ダメージ』を演出した。
 2000年4月に再び巻上公一の演出で上演される『エジプトロジー』は、1983年の作品で、戯曲はメモのように書かれていて登場人物の指定がない。物語は作者がエジプトに墜落するところから始まる。

さらに!!! 2000年4 月25日〜30日 巻上公一演出

『エジプトロジー〜わたしの頭は大トンカチだった』鴻 英良 訳

作・リチャード・フォアマン 会場 
ラピュタ阿佐谷地下 ザムザ http://www.ask.ne.jp/~laputa/    阿佐谷駅より徒歩3分 (03-3336-5440) 平日 開場7時 開演7時半  土曜日 昼 2時半開演、夜 7時半開演 日曜日 昼 2時半開演のみ。      開演後は入場できません。 料金 前売り3500円 当日4000円 学生2,000円
エジプトロジーのチケットの入手法はこちらに。
チケットはリチャード・フォアマンプロジェクト(tel.0465-63-0578)、 出演  飯田孝男(発見の会)、渋谷幸枝、巻上公一、岸野雄一ほか
鴻英良・巻上公一共著 日本初のリチャード・フォアマン研究の書 『反響マシーン』 勁草書房より2000年4月刊行予定
スタッフ・出演者募集中 CALL 0465(63)0578
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