王子　北とぴあ

浪速節のルーツはどこにあるのか。

「節のルーツ」いいイベントだった。
桜井真樹子の声明「勧請/ 四奉請/地獄/偈曰/念仏/回向伽陀」
髪を下ろした姿、蝋燭の炎、響かぬ鐘。
声明を聴く時の、向かい合わせがなにやら怖い。
小沢昭一の語り。
力なく声明のまね「あーー、ううう」
「あれ寝ますよね、専門家でもない限り」
小沢節快調。
そして能登の広陵兼純の「節談説教」
この説教は凄い。
休憩後、ビデオで貝祭文。別名デロレン祭文を見る。
演者は、計見一若丈。
山形に多く祭文師が残ったらしく
映像は、その大会の模様。
ほら貝の中にデロレンという言葉を入れて
スピーカーの如くしてうたう。
錫杖は、形ばかり。
しかして、この本当のはじまり芸はどんなだったのか。
ふたたび小沢節。
そしてトリは、玉川福太郎「祐天吉松」
しかし福太郎、面白い。

Posted: 金 - 1月 7, 2005