沼部いずるば


雨が雪になるのを我慢している。

雨が雪になるのを我慢している。
声をだすか考えはじめの日。

講座の帰り
スイス人ピアニスト ニック・ベルチと
パンフルート奏者のウォルティに会い
10月の公演の手助けをする。

恵比寿の書店で
菊地成孔の「憂鬱と官能を教えた学校」を買う・
タイトルからして菊地文才の素敵を表している。
しかし
よみはじめて最初につまづく。
「平均律がバッハからはじまった」というのは
たぶん菊地君の誤解だろう。
バッハの「平均律クラヴィーア曲集」は、
むかし誰かが間違って平均律と訳してしまい
そのままになっているだけとぼくは認識しているけれど。
本当は、
Das Wohltemperierte Klavier
「よく調律されたクラヴィーア」って意味。
でも
かっこよくて魅力に満ちた本だね。

Posted: 土 - 1月 15, 2005      


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